『AI:ソムニウムファイル』というゲームの中に登場した「マンデラ効果(マンデラエフェクト)」の話題が興味深かったので、アニメ・漫画・ゲームに纏わる「マンデラ効果」について調べてみました。
「ピカチュウの尻尾の先は絶対黒かったはずなんだよ…」
マンデラ効果(マンデラエフェクト)とは?
事実とは異なる記憶を不特定多数の人間が錯覚共有している現象・ネットスラング。
語源は、南アフリカの指導者だった”ネルソン・マンデラ”の死亡時期の誤記憶を持つ人が大量に現れた事に由来している。
人間が持つ記憶力の曖昧さが引き起こす虚偽記憶現象というのが通説ですが、一部では陰謀論・並行世界論などを提唱する人もいる。
ピカチュウの尻尾の先は黒かった
ピカチュウの尻尾の先は黒くない。…これ結構衝撃的でした!
何故、私はピカチュウの尻尾の先端が黒いと思い込んでいたのか?何度も何度も見ているはずなのに、ピカチュウの尻尾の先端は未だ黒いイメージが定着し続ける…(怖い)。
仮説を立てるなら、耳の先端が黒い=先端が黒い=根本の茶色が先端に黒く移動ってな所でしょうか?
でも、幼少期の記憶を辿ったら…先端も根本も色を変えていたんだよなぁ…(白目)。
ドラえもんの幻の回:タレント
1984年7月20日に放送されたと言われている幻のエピソード「タレント」。
これを「マンデラ効果」と言っていいのかどうかは微妙な所ですが、存在しないとされているものを不特定多数が記憶しているという点では、その一種だと考えています。
ザックリ内容を説明すると、のび太とドラえもんが地下世界に行き、そこで出会った案内人に導かれて地球の模型の前に立つ。そして、その地球が真っ二つに割れて赤い液体が流れて終わり…という不気味極まりないエピソードだったらしいです。…意味不明ですね。
ちなみに、公式が発表している1984年7月20日分の放送サブタイは、「のび太の童話旅行」「四次元ポケットのスペア」との事です。
天空の城ラピュタの別バージョンエンディング
テレビ放送限定で、通常版とは異なる別バージョンのエンディングが存在した説。
通常だとバルスって崩落するラピュタから脱出してエンディング~って流れですが、その後、後日談を描いた別バージョンエンディングを見たという記憶を持つ人が結構いるようです。
これはジブリ公式が別バージョンの存在をハッキリと否定している事から、何らかの要因で集団的な誤記憶が発生していると考えるのが自然なのですが、その理由についても諸説あります。
1.小説版に後日談の描写がある。2.設定資料集に後日談っぽいカットがある。3.金曜ロードショーの後語りトーク解説で資料を紹介した等々。
巨人の星OP:整地ローラー・タイヤを引く
これは世代じゃないので全くピンときませんが、どうやらオープニング曲の歌詞がマンデラ効果を引き起こしている原因と言われています。
歌詞にある「思い込んだら 試練の道を」が、「重いコンダラ 試練の道」をと脳内変換されて、「重いコンダラ」=「整地ローラー」となっているとかいないとか…(笑)。
作中で整地ローラーやタイヤを引く描写があったのかどうか…そこら辺も気になる所です。
マンデラ効果って面白い!
個人の誤記憶なら何でもない事も、数が増える事でちょっとした不気味さを帯びる。
陰謀論や並行世界論は別にしても、こういう現象が実際に起こっていること自体が興味深くて面白いです。
他にも何かあったら教えていただけると助かります!
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