プロツアー『ドミナリア』は赤単アグロを使ったWyatt Darby選手が優勝!《栄光をもたらすもの》がもたらした栄光

リッチモンドで行われたプロツアー『ドミナリア』の全日程が終了しました。

数多の強豪猛者の中から優勝の栄光を手にしたのは、最後の最後まで冷静かつ的確に赤単アグロを乗りこなした、23歳の若きプレインズウォーカーWyatt Darby選手でした。

《削剥》で命をつなぎ、《栄光をもたらすもの》と共に訪れた優勝と言う名の栄光。

最後の最後まで何が起こるかわからない…「マジック:ザ・ギャザリング」って本当に面白いですね。

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優勝は赤単アグロを使用したWyatt Darby

赤単アグロ PW:Wyatt Darby
土地カード(24枚)
24:《山》
クリーチャーカード(26枚)
4:《損魂魔導士》
3:《ボーマットの急使》

4:《地揺すりのケンラ》
2:《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》
4:《ゴブリンの鎖回し》
2:《アン一門の壊し屋》
4:《熱烈の神ハゾレト》
3:《再燃するフェニックス》
呪文(10枚)
3:《ショック》
4:《削剥/Abrade》

3:《稲妻の一撃》
サイドボード(15枚)
3:《栄光をもたらすもの》
3:《チャンドラの敗北》
1:《宝物の地図》
3:《火による戦い》
2:《霊気圏の収集艇》
3:《反逆の先導者、チャンドラ》

ソース元:【マジック:ザ・ギャザリング公式HP】

《削剥》、《栄光をもたらすもの》というラスト2ターンの奇跡

mtgjpのマジック:ザ・ギャザリング プロツアー『ドミナリア』 in リッチモンド DAY3をwww.twitch.tvから視聴する

※:決勝戦は05:44:00頃

2-2で迎えた運命のラスト1本。赤黒アグロを操るGonçalo Pinto氏を相手に、ハンド・ボード共にアドバンテージ差を付けられ劣勢を強いられるWyatt Darby氏。

《霊気圏の収集艇》によって離されたライフ差を、土壇場で駆け付けた《熱烈の神、ハゾレト》で徐々に詰めていくも、がら空きの上空は依然止まらず、徐々に徐々に詰められて行く。

見守るほとんどの人がGonçalo Pinto氏の勝利を半ば確信しかけていた瞬間、奇跡のトップ第一弾《削剥》が登場。相手のコンバットに合わせて《霊気圏の収集艇》の除去に成功。

しかし、状況は依然劣勢。盤面には《ゴブリンの鎖回し》等、陸地をガッチリと守るブロッカーが存在し、盤面の勢力だけでは相手の残りライフ11を削りきる事は到底かなわない。

運命のラストドロー。Wyatt Darby氏の腕が光り輝く。

奇跡のトップ第二弾、《栄光をもたらすもの》。この時、見守る我々の時は確実に止まった。

盤面を計算するWyatt Darby氏。「これ…もしかして削り切れるんじゃないの?」と息を飲む我々。

《栄光をもたらすもの》の督励で相手の《ゴブリンの鎖回し》を剥し、合計11点、奇跡のジャストアタックを持って、プロツアー『ドミナリア』は幕を閉じる。

《削剥》、《栄光をもたらすもの》というマストを二連続でドローするという奇跡。
しかし、この「奇跡」を「勝利」に繋げたのは、劣勢ながらも相手のライフを的確に攻め続けていたWyatt Darby氏の判断と実力があったからに他なりません。

「優勝」という名の「栄光」をもたらした《栄光をもたらすもの》、これは未来永劫語り継がれることでしょう。

早朝ながら思わず声が出てしまったのは内緒です

あまりの興奮で早朝ながら大きな声を出してしまいました。

でもあんな試合見せられて「興奮するな!」って言う方が正直おかしいですよ!

それ程までに素晴らしい一戦でした…。

優勝したWyatt Darby氏、対戦相手のGonçalo Pinto氏。そして、プロツアー『ドミナリア』に関わった全ての人々へ、最高の興奮をありがとう。

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