ボーラスとの戦いで命を落とす事が明らかになったギデオンですが、とあるカードにエピローグとも言える一幕を確認する事が出来ました。
自らの傲慢さで失ってしまったかつての仲間達との再会。…これは良いシーンや…。
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心温まる贖罪
ギデオンが多くの仲間たちに囲まれて涙するシーン。
フレーバーには、『キテオンは人生の日々で戦争を知り尽くしてきた。その彼がついに平和を知った。』とあります。
オリジン以降にMTGを始めたプレイヤーだと、一瞬”誤植?”と思うかもしれませんが、「ギデオン・ジュラ」の本名は「キテオン・イオラ」なのであってます。
彼がプレインズウォーカーの灯を灯したきっかけであり、人生最大のトラウマである一幕、《悲劇的な傲慢》についてご紹介しましょう。
テーロスの悪童キテオン時代
両親と幼くして死別したキテオンは、同じような境遇の子供たちを集め、キテオンの不正規軍という義賊を設立。
アクロスの地(テーロス次元の国の名)でブイブイと盗みを働いていましたが、13歳の時、盗みでしくじったキテオンは牢に約4年間投獄される事になります。
4年の投獄生活・師、ヒクサスとの出会い
その投獄中に出会ったヒクサス(看守)に才覚を見出され、キテオンは獄中で自制心や戦う術(神聖術)等、”生きる”為の全てを学びました。
ハーピィの強襲を退けるキテオン!
ハーピィの強襲からアクロスを守る事を条件に仮釈放されるキテオン。
彼が獄中で学んだヒクサスの教えもあり、キテオンは見事ハーピィを退ける事に成功します。
しかし、アクロスに迫る脅威はハーピィだけに止まらず。サイクロプスの襲撃が城門前にまで迫っていました。
不正規軍との再会!奇抜な作でサイクロプスを撃退す!
4年という歳月を経ても、彼を支持する不正規軍の仲間たちの心は違わず。
武勲を立てるキテオンに続くように彼らも奮闘します。
あえて城門前で迎え撃つというキテオンの奇策も功を奏し、サイクロプスの襲撃も見事達成。
名実共にキテオンと不正規軍のみんなは英雄となったのです。
ヘリオッドからの試練、悲劇の引き金
サイクロプスを撃退したキテオンに目を付けた「太陽の神ヘリオッド」は、キテオンに対し、試練とそれを成す為の光の槍を与えます。
試練の内容は、「死者の神エレボス」が放ったタイタンの撃退。
不正規軍の仲間たちの協力もあり、キテオンはこの試練も見事達成します。
キテオンの傲慢さが引き起こした惨状
タイタンにとどめを刺したキテオンは、自らの力を過信し、「死者の神エレボス」にも光の槍を放ちます。
…しかし、それが良くなかった。
エレボスの鞭が宙を舞った瞬間、キテオンの目の前は閃光に包まれます。
後は《悲劇的な傲慢》のフレーバーテキストにある通り、彼の放った槍が友の命を奪う結果となるのです。
キテオンはこの時の衝撃と後悔が引き金となってプレインズウォーカーの灯を灯す訳ですが、恐らくこの時の自らの過ちに蓋をしたくてキテオンという名を捨てる選択をしたのでしょう。
プレインズウォークした先の”バント次元”で”キテオン”ではなく”ギデオン”の名を選んだ理由を管理人はそう考えます。
死した先で同胞と再会したキテオン
彼らの会話を想像すると、本当に心が温まりますね。
”ギデオン・ジュラ”であり”キテオン・イオラ”である彼に、安らかな眠りがあらんことを…。
外部リンク:アクロスのキテオン・イオラ
アクロス(テーロス)時代のエピソードはMTG公式サイトの読み物で原文が楽しめます。読んだことが無い人は是非読んでみてください。
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