映画部活動記録第122回は『死刑にいたる病』
本記事は、個人的に開催している映画視聴会の感想まとめ記事です。自己満足的な内容ですが、中には視聴の目安になる意見もあると思うので良かったらどうぞ!
以前はアマプラによるウォッチパーティーを使用して同時視聴していたのですが、現在は「せーの!」であわせて動画を視聴しています(笑)。
映画『死刑にいたる病』感想
東京の二流大学に通う筧井雅也は全てに消極的で根暗な男だった。教育者一家の一人息子でありながら有名大学の受験に失敗した雅也は、一家の恥と疎まれているのだ。勉強漬けだった中学生の頃、塾に行く途中のイートインのできるベーカリーで、優しい店主の榛村大和と会話したことが、雅也にとって唯一の温かい思い出だった。しかし、榛村は実は24人の高校生を残虐に殺し、死刑を言い渡された稀代の連続殺人鬼だった。
榛村から会いたいと手紙で請われ、拘置所に面会に行く雅也。榛村は罪は認めていたが、最後の1件だけは冤罪なので雅也に調べてほしいと依頼した。担当弁護士の事務所のバイトという待遇で裁判資料に目を通す雅也。高校生ばかり殺した榛村の犯行の中で、最後の根津かおるだけは26才と年齢が高く、遺体を隠さず放置した犯行状況も異なっていた。
調査を進めるうちに、榛村が子供時代に親から虐待を受け、支援する女性の養子となったこと。更には雅也自身の母親も同じ女性の養子であり、榛村と親しかったことが判明した。自分の本当の父親は榛村ではないかと疑う雅也。榛村も否定はしなかった。殺人鬼の息子だと思うと逆に自分に強さを感じて、因縁をつけてきた会社員を半殺しにし、中学時代の同級生で大学で再会した加納灯里(あかり)と交際を始める雅也。
榛村が根津かおるの事件で有罪になったのは、犯行時に近くで榛村を目撃した証人がいたためだった。目撃者の金山一輝は10才の頃から榛村の「友達」で、会社員となった今でも榛村に逆らえない精神的に不安定な男だった。根津かおるの殺害現場で雅也と出くわし、「僕が殺した」とつぶやく一輝。
榛村と面会して推理を語る雅也。榛村は子供の「遊び友達」となり、精神的に支配して、将来的に苦しめて殺す「獲物候補」としていた。逮捕が近いと察した時、榛村は候補の一人だった根津かおるを最後のターゲットに選び、不安定な一輝に殺人の片棒を担がせて罪の意識で苦しませ、雅也に冤罪事件の調査を依頼したのだ。二つ返事で榛村のために飛び回った自分も洗脳に染まっており、榛村を楽しませていたと知る雅也。そんな雅也に榛村は「父親ではない」と告げた。
榛村と決別して学生生活に戻る雅也。雅也の恋人となった加納灯里は、自分も榛村のベーカリーに通い、好きだった雅也へのアプローチの相談にも乗ってもらったと呟いた。
映画部それぞれの感想
阿部サダヲ×岡田健史W主演、映画『死刑にいたる病』本予告【2022年5月6日公開】
きゃすと
映画『死刑にいたる病』 感想
純度高めの阿部サダヲ分を摂取できるサダヲ映画です。
ガラスに映った阿部サダヲの顔・瞳。薄暗い室内に響くサダヲボイス。
ネッチョりした新たなサダヲを体験できるサダヲ好きの為の1本!
ゴア表現はちょっと強めですが、苦手な人にも是非体験して貰いたいですね。後々効いて来る何気ない演出の数々も光る傑作です。
クロロフィル
映画『死刑にいたる病』 感想
OPの爪桜、最初は分かりませんでしたが、本当にこの時点で頭のおかしい2時間でした。終始サダヲ劇場、キャッチコピーの通り「踏み入れたら、沼」な作品です。最後の同級生とのシーンは一気に沈みますね…。
そなたさん神回避でした(ぜひ見てください
ynegiy
映画『死刑にいたる病を観る』感想
阿部サダヲすげェ!ミスリード&ミスリード&ミスリードでちょっとした登場人物言葉尻さえ怪しくなる構成も見事。
ガラス越しに表情を重ねたり、飛び出してくるような表現も話のうまさが視覚的にわかりやすくて爪と指の間がもやもやしました。
直接的でグロいシーンもあるので人によっては負荷がきついですが、それでも最悪なものを気持ちよく見れるので個人的には見て良かったです!
エシュリ
映画『算法少女』 感想
うーんサイコパス。事件について調べていくうちに少しずつ変わっていく世界。その変化が嫌な形で見て取れるのが心に来ますね。
何が真実かわからないままどんどん絡み取られる感覚を味わえました。
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