「やるドラ」シリーズ第一弾。
制作「Production I.G」、作監「後藤 圭二」、音楽「梶浦 由紀」
時代の鉄板で制作された、早すぎた傑作。
「やるドラ」とは?
全編フルボイス、全編フルアニメーションで構成される『ビジュアルノベルゲーム』、キャッチコピーは「みるドラマから、やるドラマへ。」
【SCE】が「これでもか!」と言わんばかりにマンパワーを投入して開発された作品なのである。
【PS】で4作品、【PS2】で3作品。初期の四作品は、それぞれが『四季』をイメージしていて、今回紹介する「ダブルキャスト」は「夏」に当たる作品である。(後に、【PSP】に移植されたので、初期の4作品は結構人気があったんでしょうねぇ~。)
「ラブコメ」の皮を被った「サイコサスペンス」
ジャケットから感じ取れる印象は間違いなく、「ラブコメ」作品だと思う。しかし、その実態は「サイコサスペンス」、20近くあるエンディングのうちのほとんどが「BADEND」で、関係者がどのエンディングでもただじゃ済まないという…。ある意味、時代を先取りしていたような気がするなぁ~。
『マルチエンディング』をうたっているが、ほとんどが「BADEND」なので、ある意味「一本道なストーリー」なのが欠点かな。(全編フルアニメーションで制作されてるんだから、ルートごとに話なんて変えられないよね、普通に考えてw)
本気すぎるの制作陣
制作陣を見れば、その時の【SCE】の本気具合が伺える、「俺の考えた最強のノベルゲー」と言わんばかりの布陣。
制作:Production I.G
1990年代の「Production I.G」と言えば、「GHOST IN THE SHELL」でブイブイ言わせてた時代ですなぁ~。
作監:後藤 圭二
「機動戦艦ナデシコ」などで有名な「後藤 圭二」
映画版の続編を私はまだ待ち望んでますよ~。
音楽:梶浦 由紀
最近だと「まどマギ」が一番有名ですかね。幻想的な世界を感じさせるような楽曲と言えばこの人でしょう!
そうだ!今回は、このお方が主役だった…。
「ダブルキャスト」においてもその仕事は本物です!
収録楽曲
- suspense
- days
- chat
- genocide
- interval
- actress
- sign
- again
- fear
- scream
- truth
- confront
- climax
- summer
- mitsuki
- door(supensive re-mix)
- door
一曲目から「suspense」ですからね、これは間違いなくただ事じゃないw
お気に入りは「interval」ですかね、この曲は実に「梶浦音楽」って感じが好きですねぇ~。
最後に
ブックレットの中には、『メモリーカードシール』が入ってます。(懐かしすぎるやろ~)
いろんな意味で時代を先取りしすぎた名作です。
この記事を見て、昔プレイした方が懐かしんでくれたり、未プレイの方が少しでも興味を持ってくれたら幸いです。
私も久々にプレイしてみようかな~。
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