【ゼノブレイドクロス・評価/レビュー・ネタバレ含】真エンディングを思わず探してしまう未完エンド!続編はよ!

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「ゼノブレイドクロス」を2週間かけてやっとクリアしました。

プレイ前から大ボリュームなのは予想していましたが、想像以上の食べ応えでした。(オンライン未プレイでクリアまで60時間。未消化・未踏破エリア多数。)

評価やレビューに関してはすでに各所で語られているとは思いますが、色々と言いたい事がたくさんあるので気合を入れてレビューしたいと思います。

誤解を招かないように最初に言っておきますが、個人的には大満足でした!

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世界観・ストーリーについて

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前作の「ゼノブレイド」では二体の巨神の上に成り立つフィールドが冒険の舞台でしたが、本作は未開の「惑星ミラ」が舞台です。そういった理由もあって、未踏の土地を探索するのがゲームの基本となります。

前作のようにドラマティックなストーリーやムービーは控えめなので残念に感じる人もいるとは思いますが、主人公が固定ではなくアバターの時点でこういう仕様になる事はなんとなく想像できていたのでそこまで気にはなりませんでした。(前作と比べて残念に感じる気持ちも理解できます。)

このゲームはストーリーが淡白と言うよりはバランスが最悪ってのが的確です。実際には魅力的なストーリーを展開しているのにも関わらず、配置が悪い為に心に残らないし響かない…。

これは、『サブクエスト』や『キズナクエスト』に濃密な内容のクエストを分散してしまったのが原因だと思われます。のんびりゆっくりプレイした私からするとストーリーが薄いという印象は受けなかったので…。

『キズナ』の存在がクエスト受注の弊害と化しているのは問題ですね。(ダグとか意識してやらないとPTに絶対入らない…。)

そして、何よりも未完で終わったのがヨロシクナイ。ラスボス終了~真実判明までの流れで止まっていれば、ここまで荒れる事もなかっただろうに。エンディング後に流れる怒涛の「!?」展開の連続にトドメを刺す「This story is never ending…」でフィニッシュは反則だわ…。

あまりにも含みのあるエンディング過ぎて『真エンド』の存在を今でも疑っているのですが…。
(続編orアップデートで続きをやらせてくれ…。)

キャラクター・ドールについて

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世間的には不細工と言われているキャラクターについてですが、私はそこまで不細工には感じません。前作はもっとひどかったのでかなり良くなっていました。(マシになったとも言えるw)

「セリカ」や「リン」は実際に可愛かったですし、「ナギ」、「ヴァンダム」、「ダグ」などのオッサン系キャラクターもいい味出してたと思います。一番のお気に入りは「ラオ」だったんだけどなぁ~。

敵サイドにも魅力的なキャラクターが多かっただけに活躍の場が少ないのは勿体無く感じましたね。続編が出たら絶対に「ガ・デルグ」と「ガ・ボウ」はPTメンバーに昇格して欲しいです。

ドールのデザインはかなり良いですね。バリエーションも豊富でしたし、可変ギミックも含めて格好良かったです。プラモデルほしいぞ!!

豊富でバラエティに富んだ着せ替え

敵からのドロップやクエスト報酬だけでなく、企業への出資と貢献により装備品が豊富になっていくシステムは斬新で良かったと思います。今からプレイする人は序盤からミラニウムをケチらずガンガン使用していく事をオススメします。

ドールに関しても同様で豊富なパーツにより自分だけのドールを作成できるのは男の子ならば胸が高鳴る要素でしょう。

ユニーク装備も豊富なので着せ替え需要にはかなり応えてくれていると思います。(水着だけで何着あるんだろう…。)

もう一段階上に到達できたバトルシステム

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「ゼノブレイド」の戦闘システムを更に進化させたバトルシステム。前作は後半になると若干ワンパターン化する部分もあったが、本作では「クラスチェンジ」システムを採用している為、【スキル&アーツ&武器】の組み合わせはかなり豊富です。

更に「オーバークロックギア」という爆発力のある大チャンス要素を搭載した事によりTP管理に蘇生以外の意味が発生した事はかなり大きな変更点だと思います。

ソウルボイスによって生まれる共闘感

仲間と声を掛け合い指示しあう事で戦況を有利にする「ソウルボイス」の存在が一人プレイで孤独に遊ぶRPGに謎の共闘感をもたらしてくれました。ソウルボイスにしたがう事で、HP回復やバフなどの戦闘が一時的に停滞する要素を選択する事無く得る事ができるのでストレスフリーな戦闘システムを構築できていると思います。

雑多で不親切なシステムの数々

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エリア拡充の為に必要な「データプローブ」の設置に関しては面白い要素だとは思うのですが説明不足感は否めません。キチンと設置してやるのと適当に配置するのでは得られるマネーも資源も段違いになる為、ここはみっちりとチュートリアルを差し込むべきだったと思います。

ゲームパッドの利便性は○

ゲームパッドに表示されるセグメントマップをタッチする事で「データプローブ」の設置や「スキップトラベル」を直感的に行えるのはとても良かったです。せっかく便利なんだから、マテリアルや敵の分布をゲームパッド上で確認できれば文句なしだっただろうなぁ~。

見つからないマテリアルと敵

本作では「マテリアル」や「ドロップアイテム」を要求される「おつかい系クエスト」が多いです。個人的に「おつかい系クエスト」自体に不満はないのですが、そのおつかい対象であるアイテムの入手場所や落とす敵の情報が大雑把過ぎて非常に不親切です。

未開の土地で未知のアイテムを探す訳ですからリアリティを追求すればこうなってしまうのは理解できますが、やっぱりゲームであるという部分は忘れてはいけないのではないでしょうか!?

『フロンティアネット』の書き込みと『ミーバース』を活用してほしいという気持ちがあったようですが、この二つがキチンと機能しているとは思えませんでした。

全体的に言える事ですが、大盛りすぎる上に不親切な要素が多すぎて、ユーザーを食傷気味にさせる部分が多いです。もちろん複雑なシステムを理解する事により得られる面白さはあるのですが、ちょっと玄人向けすぎるかなぁ~。

複雑なのが大好きな人にはたまらないスルメゲーなのは間違いないです!

総評

前作がストーリーと演出バリバリのRPGだった為、本作の仕様を不満に思う人が多いのは理解できます。しかし、この企画規模のRPGを日本のメーカーが作り出せたという事に未来を感じたのも事実です。

未完である事やシステムが雑多で不親切な事は擁護できませんが、ゲームとしての満足感はかなり高く、作り手の高い理想を形にしようとした意欲作である事は間違いありません。続編が出るならば当然購入しますし、DLCで物語を補完して行くのならば最後まで付合う所存でございます。

JRPGがオープンワールドRPGというジャンルに一石を投じた作品です。
ゲームファンならば体験しておくべきタイトルだと思いますよ。

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きゃすとの評価:

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