《ゴブリンの鎖回し》とは、でるだけでタフネス1を一掃、マイナスから入ったチャンドラやテフェリーを華麗に処理、プレイヤーへの直火焼き、《損魂魔道師》とイチャイチャして相手の盤面に-カウンターをばら撒く等々、悪行の限りを尽くす、現スタンを定義する強力な一枚です。
ドミナリアの発売前から注目していた身としては、自分の感覚がずれてない事に喜びを感じたい所ではありますが、このカードの暴れっぷりは正直笑えないレベルの強さです。
巷では、次の禁止改訂でBANされる・されないの激論が度々勃発していますが、果たして鎖回し君は7月2日を乗り越える事が出来るのでしょうか?鎖回し君の今後について考えてみます。
ゴブリンの鎖回し
Goblin Chainwhirler / ゴブリンの鎖回し (赤)(赤)(赤) 3/3 |
スタン環境で遊んでいる人ならば、このカードを見た事が無いって人はまずいないはず。
…と言うか、一日に一回位の頻度でエンカウントするカードです。
発売前は赤トリシンがキツイと言う評価もありましたが、蓋を開けてみれば、マナベースを多少曲げても採用する価値がある程のパワーカードでした。
トリシンとは言え、cipでタフネス1を一掃しながらpw&プレイヤーに1点ばら撒くって動きはやっぱり強い。しかも自身が3/3先制攻撃っていうのもかなりギルティです。
赤はこのカード以外の周りのカードも強力ですし、カードパワー・構造ともに追い風吹きまくってるのは間違いないですよね。
鎖回しのここが強い・ここが不快
- タフネス1の人権を侵害している
- 3/3、先制攻撃は強すぎる
- マイナスinを強要したPWを省エネモードで処理しやがる
- 機体にのれる(キランの真意号)
- 赤単・赤黒におけるマナカーブが殺人的に綺麗
挙げだしたら他にも色々出てきます。状況を加味しだすとキリがない位強力なカードです。
強いのは間違いないけど 何故禁止禁止と言われてるの!?
Rampaging Ferocidon / 暴れ回るフェロキドン (2)(赤) 3/3 |
それは恐らく、《暴れ回るフェロキドン》という禁止の前例があるからでしょう。
《守護フェリダー》の無限パンチを抑止する為に生まれて来たとか言われていたフェロキドンくんですが、仮想敵である《守護フェリダー》がBANされたことでその役目を失い、仕方がないのでそれ以外のトークン戦術をメタる目的で赤系のメインまたはサイドを暖めていました。
その後、エネルギー強すぎるから禁止出すわ…でもそっちだけだと赤一強になるから赤のパーツも落とすわ…と言うのが《暴れ回るフェロキドン》の禁止にまつわるあれこれだったと記憶しています。
一応、ライフゲインを封じるというフェロキドンらしい能力は持っていますが、サイズや一部の役割は《ゴブリンの鎖回し》と似ている部分があります。
なので、こっちが禁止なのに、これより強く感じる《ゴブリンの鎖回し》が許されるのおかしくない?ってのが禁止派の意見の様です。確かにそう言われればそう思えなくもないですよね。
一掃とロックという違いはありますが
期待されまくっていた《ラノワールのエルフ》がイマイチ活躍しきれていないのも、全ては《ゴブリンの鎖回し》の影響。そう考えると《鎖回し》がヘイトを貯めこんでいる理由はよく分かります。
実際のところ、上から叩きつけて一掃する《鎖回し》と全てのライフゲインとトークン戦術をガッチリホールドする《フェロキドン》ってどっちがヤバイ(うざい)んでしょうね?
どっちもやばいのは間違いないですけど、個人的には《鎖回し》の方が強いと感じているので、規制派の意見に肩入れしたくなる気持ちはぶっちゃけ強いです。
次の禁止改訂日は7/2です
まぁ、結局はウィザーズが環境やプロツアーの結果を見て決める訳ですが、私の周りでは規制意見の方がやや多めって気がします。
禁止連発という不祥事を越えた現状、公式的にはこれ以上の汚点は残したくない所でしょうけど、ノータッチだとそれはそれで問題ありそうだから悩ましいです。
《ゴブリンの鎖回し》の進退について、みなさんのご意見も是非ともお聞かせください。
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