リミテッドで強い強いと言っていた《王神の贈り物》がマジで構築級だったとは・・・(驚き)
本日は、先日MOで行われた「MOPTQ」で見事優勝を果たしたOlivetti選手の【青白ギフト】について見ていきます。
ロマンを現実へと昇華さえせる・・・これこそ強者の証明!素晴らしいですね。
白青ギフト(王神の贈り物)デッキ
白青ギフト(王神の贈り物デッキ)プレイヤー:Olivetti | |
クリーチャー(22) 4:《発明の天使/Angel of Invention》 3:《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》 4:《機知の勇者/Champion of Wits》 3:《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》 4:《査問長官/Minister of Inquiries》 4:《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》ソーサリー(8) 4:《復元/Refurbish》 4:《巧みな軍略/Strategic Planning》 アーティファクト(7) |
土地(23) 4:《イプヌの細流/Ipnu Rivulet》 2:《灌漑農地/Irrigated Farmland》 4:《島/Island》 5:《平地/Plains》 4:《港町/Port Town》 4:《大草原の川/Prairie Stream》サイドボード(15) 2:《没収の曲杖/Crook of Condemnation》 3:《石の宣告/Declaration in Stone》 4:《払拭/Dispel》 2:《断片化/Fragmentize》 1:《保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver》 3:《虚空の選別者/Void Winnower》 15 sideboard cards |
ソース:MTG公式サイト(米)
《王神の贈り物》を意地でも使うという鉄の意思
墓地のクリーチャーを追放し同じ能力を持つ黒の4/4速攻トークンを毎ターン生成するヤバイ装置《王神の贈り物》。
リミテッドでの強さは尋常じゃないのですが、このカードを軸としたデッキでMOPTQを勝ち抜くのは「ブラボーオーブラボー」とポルナレフっぽく賛美する他ありません。
《王神の贈り物》へのアクセス方法である《来世への門》は、墓地にクリーチャーが6体以上いないと起動できないというヘビーな制限を持っていますが、《機知の勇者》、《巧みな軍略》、《査問長官》によってガリガリ墓地を肥やしていき、超高速で条件を満たしにいく無駄のないスタイル。
《王神の贈り物》展開後は墓地にたまっているクリーチャーを使って毎ターン強烈なトークンを生成。後先考えずに相手へと圧力を仕掛け続けます。
このカードを使われた事がある人は分かると思いますが、速攻を持っている事、そして、トークンが消えない事が最高に頭悪いです。
自身が7マナである事も《来世への門》でケアする見事なリストですね(凄い)。
《王神の贈り物》展開後について
ここではレシピに採用されているクリーチャーたちが《王神の贈り物》によってどんな挙動を起こすのかを見て行きます。《激変の機械巨人》をこんなに上手く使いこなすとは・・・アッパレですな。
- 《発明の天使/Angel of Invention》
製造2を持っているので、6/6飛行警戒魂絆速攻でいきなり殴りに来ます。これだけでも殺人的破壊力ですが、自身のロード効果によって周りのクリーチャーもガッチリ強化。これを連打されるだけでゲームが壊れるのは間違いありません。 - 《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》
全除去もどきを放ちながら4/4警戒が殴りに来ます。ソーサリー呪文《復元》を含めると最大十数回の横流しが可能であり、ゾロゾロ並べてくるタイプのデッキに対しても常にタイマンを仕掛けれるスーパーカードです。奴は機械巨人の中でも最弱・・・とはもう言わせません。 - 《機知の勇者》
永遠コストは重いけど凄く強いと噂の勇者さん。重いコストもギフトの能力で出すのであれば無問題。4枚ドロー2ディスしながら4/4速攻が殴りに来るという意味不明さ。発明の天使が場にいる状態なら素出ししても手札が増えます。銃に弾丸を装填するかの如く・・・かなり頼もしいカードです。(やはり、勇者の名を冠するカードは強いんだなぁ~) - 《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》
普通に出すと1マナ要求という微弱な性能ですが、ギフトから出すとサクッてソーサリーorインスタントに4マナ要求という化物生物に大変身。そうでなくとも4/4飛行クリーチャーとフィニッシャーとしては十分な性能なので文句なしです。
高コストクリーチャーや強力なcip持ちと組み合わせよう!
《王神の贈り物》の可能性はクリーチャーの数だけ存在する。という事は、ほぼ無限の可能性を秘めたカードと言っても過言ではないのではないか?
例えば、重すぎてスタンダードではちょっと使えそうにない《穢れた血、ラザケシュ》様をギフト能力で釣り上げてレッツデモチュー!
《艱苦の伝令》をギフトして相手の手札をガリガリ削る・・・。
《戦闘の祝賀者》をギフトして戦闘フェイズを追加。《王神の贈り物》を再度誘発させて更なるギフトへ!
ここで紹介したのはほんの一部であり、スタンダードのプールだけでもまだまだ可能性が転がっています。とりあえず私は《カンク》と《ラザケシュ》様をうまく使ってやりたい。
白青ギフト(王神の贈り物)デッキパーツ絶賛高騰中です
メタ外とは言え、MOPTQを勝ち抜く実力を持ったデッキかつ、この面白ギミックの数々ですからね・・・パーツの需要が高まるのは納得です。
《発明の天使》や《激変の機械巨人》がここにきて再評価されるとはね~( ˘ω˘ )
MTGはこういう事が普通に起こるから面白い。今のスタンダード環境はかなり面白いです。
みんなもMTG始めようぜ!!
コメント