ヤソこと八十岡翔太選手がMC2019(ミシックチャンピオンシップ)で使用した【赤タッチ黒アグロ】を実際に使用してみた感想記事です。メインボードから《舞台照らし》を抜くという発想…やっぱりヤソはスゲェ。
八十岡翔太選手MC2019使用赤タッチ黒アグロ
メインボード | サイドボード |
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基本は赤単ですが、採用カード単位でみるとかなり構造が異なる赤単に仕上がっています。以下、採用・不採用カードそれぞれの所感です。
現赤単の常識である「舞台照らし」が採用されていない
八十岡氏曰く、2本目以降は1マナキャストが極めて難しくなり、結果サイドアウトの常連になる事からメインからも外したとの事でした。
確かに赤単と分かればサイドから細かい除去が増えますし、結果最大の強みである1マナキャストからの多段ムーブは不可能になります。
それでもこの強カードをメインボードから外すという選択は、素人目で見ると勇気の選択に見えます…。
……実際試してみたら確かに「照らし」無しでも今の赤単は十分に強いデッキでした(笑)。
リックスマーディの役割とは?
2マナクリーチャーが増える事で定番の赤単よりもスライ感が強くなるのは勿論、引きすぎた土地を弾いたり、逆にスペルを墓地に送って《ギトゥの溶岩走り》のパンプを速めたりと用途は色々。
当然、「絢爛」込みで4マナキャストできたらただ強いカードに進化する訳で、序盤・中盤問わず丸く強いカードという印象です。
手札を高速で使いきるという点では、赤黒アグロよりも赤タッチ黒であるこのデッキの方が《リックス・マーディの歓楽者》をうまく使っていると言えそうですね。
軍勢の戦親分は赤単
八十岡選手もおっしゃっていましたが、ただ単純に強いカードです。
採用率自体はやや落ち着いていますが、やっぱり《ゴブリンの熟練扇動者》の亜種が弱い訳ありませんよね。
どんなデッキ相手でもマストな3マナクリーチャーという点では、ある種《ゴブリンの鎖回し》を凌駕している可能性すら感じます(色拘束も緩いし)。
興行/殴打はアグロ・コントロール両方に効くナイスカード!
興行側でタフネス1(同型のクリーチャー、ラノエル、青単)のクリーチャーを咎め、叩打側でコントロールを戒める。相手を選ばず隙なく刺さる分割カードってだけでかなり優秀ですよね。
このカードが採用されている分、従来の赤単よりも青単に強くなっていると言っても過言では無いと思います。隙あらば右側を打ち込むのも全然ありですしねぇ。やっぱり《荒廃稲妻》は強いわ…。
BO1では関係ないけどドリルビットもナイスカード!
これだけ前のめりなら《ドリルビット》も《思考囲い》になりうる…(強い)。
このカードが無いとサイド後のエスパー・門・ドレイク等と戦えないので、このデッキとは切っても切れない関係にあるカードです。
赤黒スキーなら常識ですが、このカードはマジでやれるカードです。
アリーナ(BO1)で使うなら調整を
紙(特に競技MTG)とアリーナでは環境・ルールが違う為、BO1ならBO1用に調整した方が良いです。
特に同型(赤単)は《実験の狂乱》を置かれるとかなりきついので、自分もメインから採用するなどの工夫が必要になります。あと、やっぱり《舞台照らし》も強いので要件等ですね。
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