映画部活動記録第173回は『プラトーン』
本記事は、個人的に開催している映画視聴会の感想まとめ記事です。自己満足的な内容ですが、中には視聴の目安になる意見もあると思うので良かったらどうぞ!
映画『プラトーン』感想
映画部員それぞれの感想

監督のオリバー・ストーン自身がベトナム帰還兵なのもあって、至る所が生々しく、終始”力”を帯びている作品。
有名なシーンは数多いが、やはり無抵抗の民間人を銃殺してしまうシーンは何度見ても胸が苦しくなります。
グリーンゴブリン(スパイダーマン)で有名なウィレム・デフォーが滅茶苦茶カッコイイので、そちらのファンにもオススメ!
死ぬまでに一度は観た方が良い一本と言われるだけあります(納得)。

第11回 日本アカデミー賞 最優秀外国語作品賞のベトナム戦争映画。
監督もベトナム戦争経験者ということで、臨場感が凄まじい。
ゲリラ戦が唐突に始まったりするのは、本当に恐怖でしかないです。
現地で三日もいれば十分頭がおかしくなってヤクしないと持たないのも分かります。
民間人に手を出したり、仲間を撃ったら終わりです。戦争で得るものはない。
平和な状態は決して当たり前ではないので、戦争に向かうような道は絶対に避ける。定期的に見返したくなる作品です。

戦争そのものじゃなくて、一般性善説新米兵クリスくんの視界で最後まで走り切る映画でした!ベトナム戦争の是非がどうのとか、歴史講義的な説教臭いのが臭ってこないので集中して見ることができるので感じたままを考えられます。
なんというか、道徳の授業みたいな問いかけがあるとうぜ~~~ってなっちゃいますがこういう一人の人間の視点だとそういうのを取っ払って考えることができるのは不思議ですね。その中でもクリスくんから見た大きな問題であるエリアス軍曹とバーンズ軍曹の対立が熱い!
お話的には前者よりですが、あんなところに長いとこいたら戦争するにしてもクリーンであるべきだっていう視点も、現地に長くいたであろう人の気持ちもわかるのが辛い…。個人的解釈ですが矛盾してしまった時点で色々と受け入れているバーンズ軍曹も痛々しいんですよね…最初から兵士の象徴として描かれているのがなおさら…。ともかく、ベトナム戦争から少しして撮った映画だけあって今からでは作りえないものなので機会があれば是非!

がっつり戦争映画です。
例のシーンだけ知っていたので、そこへ至る道筋を知りたいのもあり、視聴しました。
ベトナム戦争は、まあ、教科書通りの地獄絵図というか、あまりにも悲惨な現場だったんだろうと思います。
ゲリラ戦も命を投げ捨てたどうしようもない戦い方で、そこに持ち込まれた時点でまともな戦争にはならないんだろうなと思います。おかしな話ですが、命を大事にしない戦争は本当にダメだと思いました(ハナから戦争がダメなのは当然として)。
映画の話に戻すと、個人的に音楽がとても印象的でした。
ただ淡々と、それでいてひんやりと心に触れてくるような音色が、心に迫るものでした。

かなり前の記憶で1回見たことのある映画でしたが、今大人になって改めて見ると違った視点でかなり辛い映画でもありますね…。
ベトナム戦争って戦争の中でもかなり過酷な戦争ということもあり、こちらの映画でもかなり再現されていますね…。話の全体もそうですが、兵士一人一人の価値観や向き合いが如実に表れており対立構造や善悪の問いかけも考えさせられます。
戦争の映画ということもあり、勉強にもなる映画です。
皆さまのご参加をお待ちしております!
映画部など、様々な活動を行っている「さぶかるちゃんディスコード」も( `・∀・´)ノヨロシク!
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