本日(2017/12/8)、アメリカのロサンゼルスで開催された【The Game Awards 2017】にて、小島秀夫監督最新作『Death Stranding(デス・ストランディング)』の最新PVが公開されました。
新たなPVが公開される度に謎が深まっていく本作ですが、本日公開されたPVではついに敵対するであろうクリーチャーの存在が確認できました。
現在公開されている3つのトレーラーを振り返りながら、本作が抱える「謎」を追いかけます。
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ソース:公式Youtubeチャンネルより引用
©KOJIMA PRODUCTIONS
E3 2016 1stトレーラー
打ち上げられた海産物の数々
まず目に入って来るのが海から打ち上げられた海産物の皆々様。(※「ストランディング」とは、クジラやイルカが陸地に打ち上げられる状況の事を指す言葉です。)
蟹、魚、クジラ、イルカ等々、規模がかなり広い事から、打ち上げられたというよりは海がそのまま消えた(吸い上げられた)と考えた方が自然かもしれません。
赤ん坊やタイトルロゴから想起される「へその緒」のようなものが海産物の皆々様にもついている事から、『デス・ストランディング』にとって「へその尾」は特別な意味合いを持っていそうです。
余談ですが、この海岸は物凄く魚臭そうですよね(笑)
足跡・手形を残す謎の存在と消える赤ん坊
全てのトレーラーにもれなく登場している赤ん坊。他の二つでは専用のポッドに入っていますが、こちらでは生身です。
意識を取り戻したノーマンが抱きかかえ涙している最中、突如として手元から消え失せる赤ん坊。
姿は見えませんが、移動する様が手形の軌跡で把握する事が出来ます。
赤ん坊を抱きかかえていた手が真っ黒に染まるのも意味深ですし、他の3rdトレーラーでノーマンが吐き出していたのも同じような色彩の黒い虫でした。
無関係なのか否か?謎は深まるばかりです。
へその無いノーマン・リーダス
「へその尾」が特別な意味を持つと書きましたが、ノーマンのお腹にはへそ自体がありません。
哺乳類全般と爬虫類、鳥類を含む胚膜類にあたる生物の全てがへそを持っているとの事なので、逆にそれを切除したノーマンはこの世界から隔絶された存在なんじゃないかな?と個人的に考えています。
腹部に残る十字の手術痕に並々ならぬメッセージ性を感じます。
タイトルロゴからも黒く長い線が垂れるのは「へその尾」をイメージしての事なんじゃないでしょうか?
空に浮かぶ5つの物体
物体と書きましたが、人型にも見えるので5人かもしれません。
ゆっくりとこちらに近づいてくると思いきや突如消える5つの影。正直、これに関してはなんのこっちゃ分かりません。
PSX2016 2ndトレーラー
赤ん坊を抱くギレルモ・デル・トロ監督
熱心なファンの方はご存知だと思いますが、PVに出て来るふくよかなオジサマは、『パンズ・ラビリンス』や『パシフィック・リム』で有名な映画監督ギレルモ・デル・トロ監督がモデルです。
よく見ると頭部に手術痕があるんですよね…。
ノーマンの手術痕の件もありますし、何かを体内に埋め込む事で外部からの干渉を防いでいるとか?赤ん坊の入ったポッドには人口のへその緒みたいな装置が備わっていますし、それと接続する為の手術が必要とか?…とにかく様々な妄想が浮かびます。
海産物ちっくな触手をまとった戦車や戦闘機
タコの脚?人間の臓器のような生々しさを持つ触手をまとった戦闘機や戦車の姿。
本当にこれが現実世界なのか疑いたくなるようなビジュアルの数々です。
あんなものを先頭に編隊を組む兵士たちも絶対まともじゃないでしょうし、明らかに何かに操られているような雰囲気を感じます。
PV後半に出て来る悪そうなマッツが率いる舞台も絶対に洗脳済みですよねぇ~
赤ん坊と連動する赤ちゃん人形
黒い水が迫ってきたので仕方ない表情で赤ん坊に管を装備するギレルモ監督。
その後流れてきた赤ん坊の人形の腹部にはノーマンと同様の傷痕が存在します(これもかなりの謎です)。
赤ん坊が右目だけをあける仕草をした後に流れて行き、細かく瞬きするように赤ん坊の人形も右目を開く。明らかに連動した動きをしていますが、あれはいったい何を意味するのでしょうか?
人外のにおいを感じる悪そうなマッツ・ミケルセン
北欧の至宝と呼ばれる映画スター、マッツ・ミケルセンが悪そうなビジュアルで登場!
従える兵士たちへと延びる管はマッツの腹部(へそ)から伸びているように見えます。
イメージ映像でなければ、装備や顔の黒い血痕(?)が勝手に消えるのも不可思議ですし、どこからどう見ても「THE.敵」ってビジュアルかつ人ならざるオーラを感じます。
個人的にマッツは「偽りなき者」の優しいがゆえに酷い目にあう先生のイメージが強いです。
TGA 2017 3rdトレーラー
敵はステルス?姿なきクリーチャー
肩口でパタパタ動く特殊なセンサーで見えざる敵の位置をキャッチ!?
センサーの音がアレだけ大きかったらそっちに反応しそうなもんですが、息を止める事で一時的にやり過ごせている所をみると生物の鼓動などに反応するクリーチャーなのかな?
その場で手を下すのではなく攫おうとしている、PVの途中で同じ兵装を持つ人型の異形が登場したことなどから、生物をスナッチまたは寄生してコントロールする能力を持っていると推測します。
さらわれそうになる仲間を手にかけたり、宙吊りになりながらも自害する様からみるに、生きたままコントロールされるのかもしれませんね…(恐)
ダイナミックアブダクション!ミストを思い出す謎の巨人
トレーラー中盤に現れる大きな巨人の姿。
音もなく現れるその姿は、映画「ミスト」のラストを彷彿とさせます。
巨人によって吸い上げ⇒大爆発のコンボ!
あの大爆発は巨人が起こしたものなのか?はたまたアブダクションされた兵士が爆弾を爆発させたのでしょうか?
でもあの閃光と爆発規模は人為的な物とは考えにくいですねぇ~
更に深まる赤ん坊の謎
ノーマンの体内でクールなサムズアップを見せてくれる赤ん坊。
とりあえず主人公サイドのキャラクターにとって、この赤ん坊が最重要な存在である事は分かりますが、赤ん坊とは思えない仕草やノーマンの内部にいたりとマジで意味不明です。
「PORTER」「BRIDGES」の文字
ノーマンの服に印された「PORTER」の文字。「PORTER」と言えば、「トランスポーター」で「運び屋」的な意味があります。
ノーマンは赤ん坊を運ぶ「運び屋」って事でほぼ間違いないのではないでしょうか?
海を漂うシールドに印された「BRIDGES」の文字とロゴについては何とも言えませんが、ギレルモ監督の胸元にも同じシンボルのバッジが付いていたので、物語に関わる組織名という事は分かります。「BRIDGES」…「橋」?
1stトレーラーと似た構図で終わるPV
状況こそ違いますが、赤ん坊を抱いている空から迫りくる5つの物体という構図は1stトレーラーと同じです。
それにしても見れば見るほど謎だらけのPVですよね…。
「面白そう…」や「凄い…」じゃなくて、「何だこれは?」って感情が一番大きいっていう…。
でも引き込まれる世界観と映像である事には違いなく、こういうのを見ている内に相手を引きずり込んでいるのが小島監督の手腕なんですよねぇ~
今回も良い感じに小島ジックっに翻弄されそうだなぁ~(褒め言葉)
3rdPVについては別記事に書いてます
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