『基本セット2020』より、かねてより検討されていた新マリガンルール「ロンドン・マリガン」が全フォーマットで採用される事が決定・発表されました。
現在使用されている「バンクーバー・マリガン」とは大きく異なるマリガンルールとなる為、スタンダード・リミテッド以外のフォーマットへの影響が懸念されていましたが、試験の結果GOサインが出たようです。新たなマリガンルール「ロンドン・マリガン」の仕様・課題に注目です。
「ロンドン・マリガン」仕様
103.4. 各プレイヤーはそれぞれ自分の初期手札枚数に等しい枚数のカードを引く。 初期手札枚数は通常7枚である。(ただし効果によって初期手札枚数が変わることがある。)最初の手札が満足できるものでなかったプレイヤーは、マリガンを行ってもよい。 まず、開始プレイヤーがマリガンを行うかどうかを宣言する。その後、ターン順に各プレイヤーが同様に行う。各プレイヤーが宣言を終えた後、マリガンを行うことを選んだすべてのプレイヤーは同時にマリガンを行う。 「マリガンを行う」とは、手札にあるカードをライブラリーに戻して切り直し、自分の初期手札枚数に等しい枚数のカードを引き、その後それらのカードのうちそのプレイヤーがマリガンを行った回数に等しい枚数のカードを自分のライブラリーの一番下に望む順番で置くことである。 あるプレイヤーがマリガンを行わないことを選んだなら、残ったカードがそのプレイヤーのゲーム開始時の手札になり、そのプレイヤーはそれ以上マリガンを行うことはできない。 その後、マリガンを行うプレイヤーがいなくなるまで、この手順を繰り返す。 プレイヤーは、開始時の手札が0枚になるまでマリガンを行うことができる。 |
従来までのマリガン同様、マリガン回数に応じて手札が減る仕様なのは同じですが、ドローする枚数は毎回初期手札枚数(外的要因が無い限り7枚)で、そこからマリガン回数に応じた枚数のカードをデッキボトムに戻すのが新マリガンの仕様です。
初手に引く枚数は常に一定だが、その後ボトムに戻す枚数がマリガン回数に応じて増えると考えると分かり易いですね。
「ロンドン・マリガン」による下環境への影響
コンボデッキが強くなりすぎるという強い懸念がありましたが、運営の試験結果では大きな影響は見られないという判断に収まったようです。
施行してみた後に不具合が発見される可能性が無いとは断言できないとは思いますが、まぁ今までもマリガンルールは何度も更新されてきていますし、現状大丈夫そうならやってみる価値はあるかと…。
施行開始日は2019.7月5日『基本セット2020』プレリリースより
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ソース:MTG公式ロンドン・マリガン
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