映画部活動記録第165回は『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』
本記事は、個人的に開催している映画視聴会の感想まとめ記事です。自己満足的な内容ですが、中には視聴の目安になる意見もあると思うので良かったらどうぞ!
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』感想
映画部員それぞれの感想

ジャンプスケア等のホラー演出に頼らないストロングスタイルなのはとても好きだけど、最後のオチの弱さと残した謎の中途半端さがモヤモヤする作り。全てに答えを出す必要は無いとは思いますが、神を捨てる山の設定等を繰り広げるのであれば、やはりそこはしっかりと回収してほしかったですね。
キャラクターの役割も中途半端で、特に記者役の女性はマジでいなくても問題無かった希薄さ、父親からの電話を受け取ったなら、物語を引っ張る役割を担っても良かったかも?謎を残すのは良いけど、残し過ぎるのは考え物だなーと思った作品です。

確かに怖かった…けど…?
いまいち設定がつかみきれない感じです。山の神様(古風な感じ)がビデオテープ(現代の感覚では古いとはいえ文明の利器)で人を誘うっていうところがどうもかみ合わせが悪いです。
登場人物もいまいち役割が見えなくて、記者の女の人とかいなくてもあんまり変わらないような? 何か憑いてるらしいと言われつつその実のところが全く説明されないのもよくないです。
司くん以外(なのか?)山に何かを棄ててきたということなのかなと思いつつ、設定の深みに欠けるため想像の範疇を越えず、その想像に映像から納得感も得られないためもにょるって感じです。
ジャンプスケア少な目ながら、シャイニングのようなカメラワークでのじわじわ怖さを演出していくところは優れていると思いました。
それだけに、惜しい!

ホラーに物語はいらないと言っても、さすがに足らな過ぎて一回見ただけでは整理できなくて混乱しますね。
敬太君は家族の死をことごとく見て見ぬふりをした結果。大切なパートナーまで失ってしまいました。子どもも大人も安易に山に入っちゃ駄目ですね。

じんわりとした理屈のない怖さの連続が非常に好みでした。
ジャンプスケアほぼなしで、怖い話のぞっとする部分をぶつけられるのは正直きつかった。
誰もいないはず部屋から音が聞こえる、聞こえないはずの音がある…みたいな自分でも経験のあるちょっとした違和感をより強くしたシーンが印象的です。それだけに理屈や現象の面でまとまりがなく尻下がりになってしまったのは残念。
皆さまのご参加をお待ちしております!
映画部など、様々な活動を行っている「さぶかるちゃんディスコード」も( `・∀・´)ノヨロシク!
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