【ニンテンドーSWITCH】専用ソフト『ARMS(アームズ)』を「グランプリモード(レベル7)」クリアと「ランクマッチ」をそこそこ良い感じにプレイしました。
ソフト不足状態の【ニンテンドーSWITCH】に彗星の如く現れた新規IP『ARMS(アームズ)』。
テレビCMなどで気にはなっているけど、あと一歩購入に踏み切れないって人も結構多いと思われる本タイトルの良し悪しについてマルっとお届けします。
- タイトル:ARMS(アームズ)
- 対応機種:ニンテンドーSWITCH
- ジャンル:新・格闘スポーツ
- 発売日:2017/6/18
- 外部リンク:ARMS
- 筆者満足度:
一人用ゲームとしてはボリューム不足!
〈難易度を上げると11人目の敵。ラスボスが登場〉
事前情報などで何となく分かっていた事ではありますが、一人用モードは「グランプリ」のみ!
厳密には「トレーニング」や「ウデ試し」「100人組手」などの練習モードも存在はしますが、文字通り「トレーニング」って感じの内容なので楽しめる要素としてはやや力不足。
そんな唯一の一人用モードである「グランプリ」も、全10ステージ+αからなる格ゲーで言うところの「アーケードモード」(難易度は7段階から選べます)でやや味気なく。難易度を上げると人間を超える超反応を見せるおかしな難易度になるので楽しいかと聞かれると疑問アリです。
近年の格闘ゲームはボリューム不足を補う為にストーリーに注力している傾向にあるので、それらと比べるとボリューム不足感は否めません。キャラクターを掘り下げるちょっとした「ストーリーモード」やスマブラのフィギュアの様な収集要素(アームズ以外)があればここの評価も違ってきたと思うだけに少し残念です。
CPU高難易度問題について
関連記事:【スイッチ・ARMS(アームズ)敵CPU強すぎ問題攻略法】グランプリレベル7もクリアできます!
別記事で攻略記事を書くほどに「ARMS(アームズ)」のCPUは超ヤバいです。
しかもこの超ヤバイCPU相手に「グランプリ(レベル4)」をクリアしないと「ランクマッチ」が解放されないという仕様もあり、多くのプレイヤーがCPU高難易度地獄に悩まされているとかいないとか!?
この問題視する声もある仕様についてですが、これはある意味優しさでもあります。
何故なら、「グランプリ(レベル4)」を自力でクリアできる実力がないプレイヤーが「ランクマッチ」に参加した場合。ボコボコのフルボッコにされる未来しか存在していないからです。
レベル7のCPUとかになってくるとまた別次元の話になってくるのですが、このCPUの強さは初心者をオンラインの洗礼から守る為の防御壁的な役割を担っているのは間違いありません。
これは、「ランクマッチ」には参加できないけど「パーティーマッチ(カジュアルオンラインモード)」には参加できるから、慣れるまではそっちで遊んでね!って開発陣(任天堂)からのメッセージだと私は捉えました。まぁ、どうとるかは人それぞれですけどね…。
ランクマッチは超白熱。ただし負けてもめげない人限定。
〈待ち時間も短く快適にオンライン対戦が楽しめます。〉
一人用モードはボリューム不足ですが、本作の醍醐味はやはりオンライン・ローカル通信による対人戦!
特に本気で自分を高めんとする者達が集まる「ランクマッチ」は熱くて夢中になります。しかし、勝ちに貪欲な獣たちの巣窟なので、”負けてもめげず次につなげんとする忍耐力”が必要です。
発売間もないのに、もうみんな滅茶苦茶うまいっていう( ^ω^)…。
気軽な気持ちで遊びたい人は「パーティーマッチ」で遊びましょう。生半可な気持ちで突撃すると泣きをみます(私は結構泣いてます)。
パーティーマッチにももう一声工夫が欲しかった…
だったら「パーティ―マッチ」がワイワイガヤガヤ楽しいのか?って聞かれるとそれも少し疑問。
初心者でも楽しめるように「ハンデ」が付いたりミニゲーム形式のルールがあるのは良い事ですが、どれもこれも中途半端な印象を受けたってのが本音。確かにギスギスオンラインにはなりませんが、戦いのカタルシスを感じられない無味無臭オンラインって感じです。
ここに関してはルールの増加などアップデートでの対応を期待。
キャラクターの特性とアームの組み合わせで生まれる奥深い戦略
〈CPU相手には効果的なドラゴンも対人だときちんと使わないと当たりません。〉
パッと見だと大味な殴り合いゲームに見えるかもしれませんが、実際は戦略と知識とテクニックが物を言う奥深い対戦格闘ゲームです。
例えば主人公「スプリングマン」は、チャージキャンセル時に「ショックウェーブ」が発生し相手のパンチを防ぐ事ができ、体力がギリギリになると常にチャージ状態といった特性を持ちます。
この様な表面的には分かりにくい特性を理解し、そのキャラクターにマッチしたアームの組み合わせ・戦略・対戦相手の傾向・そこから導かれる立ち回りの構築が勝利の為には必要不可欠!
自分が使うキャラクターは勿論、相手が使用するキャラクターの特性・アーム性能についても熟知しておく必要があるので結構な知識ゲー的な側面も持っています。ここが面白さでもあり敷居の高さでもあるんですよねぇ~
選べるバラエティ豊かな操作方法!個人的には良いね持ちが一番楽しい!ただし凄く疲れます
〈個人的に、いいね持ちでのプレイが一番楽しいと感じます〉
5種類から選べる豊富な操作方法!
いいね持ち | 開発が推奨するだけあって色々と最適化された操作性。ジャイロの感度が良いので慣れるまではやや暴れ馬感が強いですが、慣れれば恐らく最強の操作方法。 |
ジョイコングリップ | 格闘ゲームをコントローラーで操作する感覚に近い。いいね持ちの様に腕への負担はほどんどありませんが、ダッシュとジャンプを併用した動きとパンチの制御がややしにくい印象。しかし、慣れれば問題は無さそう。 |
携帯モード | |
プロコントローラー | |
ジョイコン(おすそわけ) | コントローラー一式で二人プレイが可能になるのが最大の利点。コントローラーの小ささが気にならないのであればプレイ可能だが、やり込む際にはオススメできない。 |
キーコンフィグの類が一切ないのは流石に…
筆者は「いいね持ち」ユーザーなので気になりませんでしたが、プロコン派の友人がキーコンフィグが無いのを嘆いていました。
要するに「いいね持ち」で遊んでねって事なんでしょうけど…今の時代にキーコンフィグが一切ないってのも逆に凄いですよね。自分を最適化するか操作方法を変えるかアプデを待つか…さぁどれだ!!
個性的なキャラクターや音楽が魅力的
一度聴いたら頭から離れないあの「ウォーウォーウォーウォー♪」ソング・・・素敵ですよね。
是非ともサウンドトラックを一般販売して欲しい所ですが、これ以外のBGMも個性的かつ魅力的なものが多いです。
個人的には「ニンジャラ」と「キッドコブラ」のステージBGMがお気に入り。「キッドコブラ」ステージBGMの導入が『きみのためなら死ねる』の「ラヴィッ!!」に感じてしまうのは私だけではないはず。
ミェンミェンとツインテーラは反則級の可愛さ(美しさ)です
〈女優って設定だけにツインテーラは抜群のプロポーションです〉
好みは勿論ありますが、キャラクターデザインは男女ともにかなり秀逸だと思います。
特に、エロ可愛しさが爆発しまくってる「ツインテーラ」と中華系天真爛漫娘「ミェンミェン」の人気はかなり高そうですね。(リボンガールもカワイイけど…正統派ヒロインの宿命的なものを感じる)。
オンラインや友達とガリガリ遊ぶ環境と気持ちがあるならオススメできます
「オンライン対戦上等。俺がランクマッチの頂点をとってやるゼ!!」「友達や家族で毎日対戦するんだぜ!!」といった貪欲な感情と環境を持っているのであればかなりオススメできるタイトルです。
その反面、「ちょっぴり興味ある。」とか、「気軽に楽しみたい。」ってライトな需要には一切答えてくれないので、購入の際にはよーく検討してからGOしてください。
「スマブラ」や「スプラトゥーン」など、最終的に修羅の国に到達してしまう任天堂産のゲームは多いですが、最初っから修羅ってのは結構レアだと思います。
まぁ、「スプラトゥーン」もアプデで伸びたゲームなので、これからの舵取りに期待したいです…。
コメント