スパイク・チュンソフトから発売されたアドベンチャー作品『AI:ソムニウムファイルニルヴァーナイニシアチブ』をクリアしました。
『Ever17』『極限脱出シリーズ』等で有名な打越鋼太郎氏の新作、しかもまさかのシリーズ続編という事で、個人的に発売前から期待値が上がりまくっていて、逆に心配するレベルになっていたんですが、実際に蓋を開けてみたら全くの杞憂で、本作も超面白かったです。
前作の良い所は残しつつ、悪い所はしっかりと改善されていて、色んな意味で遊びやすいタイトルになっていました。物語も安定の面白さで、流石スパチュン!流石打越氏!って仕上がりでした。
「AI:ソムニウムファイルニルヴァーナイニシアチブ」感想
※AmazonレビューもPS4版☆4.1、switch版☆4.4(2022/7/23日付)とかなり健闘中
発売日 |
2022年6月23日 |
ジャンル |
アドベンチャー |
対応機種 |
Switch/PlayStation®4/STEAM® |
公式サイト |
https://www.spike-chunsoft.co.jp/ai-nirvana/ |
ネタバレ厳禁な物語。でも、期待して良いぜ…
打越作品なので、そこはもう……ギミック・トリック盛り盛りのストーリーなんですが、もうそんなの今更言及する必要ないと思うので、ここでは一切触れません!「それってレビュー記事としてどうなの?」って感じですけど、本作というか、打越作品に限ってはもう仕方ないと諦めました。
……とりあえず、ネタバレを踏む前にとっとと遊んでくれ( `ー´)ノ俺たちの打越を信じろ!
既存キャラに負けず劣らずの魅力的なキャラクター達
キャラクタートレーラーを出すだけあって、キャラクターの魅力は折り紙付き。特に、新キャラクターへの力の入れ様はかなり気合が入っていました。まぁ、既存キャラからしてかなり個性的ですから、パンチの弱いキャラじゃ余裕で埋もれちゃいますからね(笑)。
個人的には、ガタイいい系新キャラであるライアンと厳の二人がお気に入りでした。勿論、成長したみずきちゃんや新主人公の龍木&たまコンビも魅力的なのでお楽しみに☆
シリアスさを中和する為のおふざけ要素もバッチリ完備
猟奇殺人をテーマにしているだけあって、本編の内容は基本的には重め。しかし、それを中和するかの如く、本作には余りあるほどのおふざけ要素もバッチリ完備されているのだ!
締める時はしっかり締めて、緩める時はしっかり緩める。尻の穴のような作品だ!
前作ファン向けのお約束要素もしっかり完備
ガス抜きの一環として欠かせないのが、前作からのお約束要素の数々。前作ファン向けのお約束要素がしっかりと押さえられているのも一ファンとして嬉しかったです。
捜査パート・ソムニウムパートともに程よい難易度設定
捜査・ソムニウムパートの難易度は、前作と比べるとちょっと控えめになったのかな?という印象を受けました。元々そこまで謎解きが難しいタイトルではありませんが、前作よりも更にテンポ良くサクサク進むので、この手の謎解き要素が苦手な人も安心して遊べるのではないでしょうか?
まぁ、「謎解きの難しさ・歯応えが物足りない!」って人は、『極限脱出シリーズ』をやってもらうって事でどうかよろしくお願いします( `ー´)ノ
ミニゲーム等、本編以外の部分も大幅強化!
ミニゲーム・おまけ部分も大幅に強化されており、本編以外の部分もかなり充実しています。
▲たまごっち型の携帯ゲーム機『めだまっぺ』による質問育成ゲーム
特に、たまごっち型の携帯ゲーム機『めだまっぺ』がお気に入りで、20分ごと(リアル時間)に投げかけられる簡単な質問だけでしっかりと育成できる手軽さで、息抜きとして秀逸でした。
これに限らず、プレイ実績・ミニゲームなどの寄り道要素が、コスチューム・設定画の収集など、ご褒美系のおまけとしっかりと連動した作りになっていたのも良かったです。
普段なら、この手のおまけ要素にあんまり手を付けないタイプなのですが、本作に関しては手軽なことを理由についついやりこんじゃいました(めだまっぺは図鑑をコンプしました)。
減点ポイントがほとんどない秀作
1作目の出来がかなり良かったこともあり、かなり期待値がが高くなっていた本作ですが、その期待に応えつつ、良い意味で予想を裏切る驚きが用意されていて本当に面白かったです。
ストーリー的にはかなり攻めた内容なのに、ゲーム自体のつくりはとても丁寧。UI・システム周り等への配慮も行き届いていて、ADVのお手本のような仕上がりでした。うん、文句なしの名作!
追伸:Xbox Game Passなら前作(AI:ソムニウムファイル)がフリータイトルとして遊べるので超お得。未プレイの方・本作プレイ前に復習をしたい方にもオススメです( `ー´)ノ
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