IGAこと五十嵐孝司氏×インティクリエイツが手掛ける『Bloodstained』シリーズのレトロテイスト作品『カースオブザムーン』の第二弾『Bloodstained: Curse of the Moon2』をクリアしました。
ぶっちゃけ『Ritual of the Night』よりも『Curse of the Moon』の方が自分には合っていたので、続編が発表された時は本当に嬉しかったです。
価格は前作よりも500円近くアップしましたが、その遊び応えは500円では利かないレベルでした。
※ネタバレ・攻略・ルート分岐についても色々と書きたい所ですが、あえて控えて書いているので悪しからず。要望が多ければ攻略やネタバレ記事も考えます。
Bloodstained: Curse of the Moon2(ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーン2)
発売日・価格 |
2020年7月10日(金)DL専売 価格:1480(税込) |
ジャンル |
アクション |
対応機種 |
Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、Steam(PC) |
公式サイト |
Bloodstained: Curse of the Moon2 |
前作を踏襲した確実な面白さ
面白さの『核』となる部分は前作から全くズレていないので、そこら辺は前作のレビュー記事を読んでいただけると幸いです。
極論、前作で大満足できた人は本作も絶対に満足できるので、もうここでこの記事を読むのをやめてストアページに行ってくれてOKです(笑)。
2で追加された新たな要素・魅力
・・・とは言っても、「追加された要素がどんなのか気になるな?」って人もいると思うので、ここからは『2』で追加された更なる魅力ポイントをご紹介していきます。
グラフィック・演出面ともにパワーアップ
1作目の時点で既にバリバリ極まってたドット描写が、まさか更に高まってくるとは・・・(驚)。
いや、技術的な部分では実は大差ないのかもしれませんが、演出とかキャラクターの造形とかが相まって滅茶苦茶よくなってる気がしました。
要するに1作目のノウハウやリソースが活きてるって事なんでしょうけど、ボリューム面も含め、とてもじゃないけど1480円で体験して良いクオリティーでは無かったです(もっと払わせて)。
背景や一部ボスの造形等、ドットなのにしっかりと遠近感があって度々感動させられました。
まぁ、これは言葉で説明するよりも実際に見てもらった方が早いと思うので、画像やPVを参考にしてください。いやー、マジでインティクリエイツの技術極まってますよ・・・。
前作を超える圧倒的な難易度
ここまで大絶賛しまくって来ましたが、実は本作には致命的な欠点が存在します。
「難易度が滅茶苦茶高い。前作よりもナチュラルにムズイ!」
1作目のボスラッシュを、最高難易度・サブウェポン縛りでクリアする程度にはやり込んで私ですら、「え?難しくない?」って思ってしまう難易度でした(さり気ない自慢&マウント発言)。
正直な話、何度か「難易度を下げようかな?」って思うくらいには難しかったです(笑)。
まぁ、難易度設定すれば良いだけなので『欠点』にはなり得ないんですが、アクション苦手な人だと相当苦戦する難易度だとは思います。
でも、その分、クリアした時の達成感は一入ってやつですよ!
・・・いやぁ、アクションゲーム好きのツボをマジで心得てますわ・・・(最高)。
マルチプレイ搭載
私自身は未体験ですが、PVやツイッターの書き込みを見ていると相当芸が細いのが分かりました。
上の画像でも、ドミニクでホッピングしてロバートで狙撃ってコンボアクションをしてますが、こんな感じのアクションコンボが沢山用意されているようです。
そもそも二人同時プレイできるだけでも嬉しいのに、そこに協力プレイならではの要素まで用意されてるなんて最高ですよね?
まぁ、協力プレイがローカル通信オンリーなのは少し残念ですが、これは強力な武器です。
あと、ルートによっては協力プレイによって演出が変わる場合とかもあるらしいです(興味津々)。
個性豊かな新キャラクター達による新アクションの数々
斬月 |
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ドミニク |
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ロバート |
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ハチ |
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斬月
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攻撃力の高さと手数の速さによるDPSの高さが最大の魅力で、そこに面(鬼宿し)が加わるとマジで脳汁ものです。
1作目で真・斬月を体験した人だと、リセットされちゃってるのが少し気になるかもしれません。
ドミニク
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この手のゲームの禁忌ともいえる回復&蘇生スキル持ちってのが斬新でした。あえてこういう禁忌っぽい性能を持たせてもいいキャラクターだと思うので、これは適材適所。
上段攻撃が有効なボスが結構多かった印象です。
ロバート
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移動回りが優秀で操作していて楽しいキャラクターでした。
その分、ライフや火力面では難ありなんですが、このキャラクターがアクションにメリハリを生んでいたのは事実だと思います。
サブウェポンもクセが強いものが多く、『ドレイクキャノン』の反動で落下死した時の衝撃は忘れられません。『ラピッドスカーフ』で無双モードになるとゲーム性が変わるのも好きです。
ハチ
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このゲームにおける救済措置!
慣れるまでは全力でこのキャラクターの無敵モードに頼っていくと良いと思います。
あと、武骨なメタルフレームの中に忠犬が入ってるってのも良いですよね。
なお、『ハチ』って名前はロバートが命名したらしいです。
斬月は『斬月丸』にしようとしてたらしいので、これは命拾いしましたねぇ~(笑)。
他のキャラクターについて
相変わらずミリアムは操作しやすいし、ジーベルの通常攻撃は強いし、アルフレッドの魔法はぶっ壊れでしたが、細かい部分で色々強化されていたのは嬉しかったです(HP・MPドレイン等)。
演出のうまさが光る!圧倒的な盛り上がり
アクション部分が面白いだけで合格点なのに、更にストーリー部分も熱いっていう隙の無さッ!
胸を打つような長文がある訳でも無いし、超美麗グラフィックと超リッチ音楽で演出する訳でも無いのに・・・なんでこんなにもハートが熱くなるんだッ!?
この熱さ・・・マジで全人類で共有したい(願望)。
周回前提のマルチエンディングシステム健在!
周回を重ねていく事でストーリーが分岐するシステムは本作でも健在。ゲーム難易度もストーリーも尻上がりに高まっていきます。
ファイナルエピソードでは、とある行動をとる事で更にルートが細分化されます。この分岐ルートの終わり方がマジで最高なので、是非、その目で見届けていただきたいッ!
アッと驚くサプライズもある!?
具体的な内容に関する言及は避けますが、プレイヤーを驚かすようなアッと驚くサプライズ演出も多数あります。特にクライマックスの展開と演出は必見です。
ジャンルの枠を超えるゲームは名作であると・・・私は「ロックマンワールド5」で学びました。
・・・というか、あれはやっぱり「ロックマンワールド5」を意識した演出なのか?(気になる)。
これが1480円で遊べるの凄いぞ…
△アップデートでボスラッシュモードも追加されました。嬉しい!
何度も言ってますが、1480円はマジで安いです。マジでお得の極みです。
横スクロールの2Dアクションゲームが好きな人類は全員遊ぶべきタイトルなので、悪い事は言わないのでとりあえず買いましょう!(強制)
※:なお、ストーリー的なムネアツ具合に関わるので、前作や関連作(リチュアルオブザナイト)はプレイしておいた方がより楽しめると思います。
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