8年ぶりのナンバリング最新作「ペルソナ5」をようやくクリアしました。
間に別ゲー(「うたわれるもの 二人の白皇」)を挟んだとは言え、プレイ時間80時間を超える超ボリューム作品に仕上がっていて正直驚きました。勿論、ただ長いという訳でなく、濃密で楽しい時間が80時間も継続するという至福…中々真似しようとしてできることじゃーないです!
2016年発売のRPG作品の中で間違いなく3本の指に入るであろう傑作!
シリーズ中屈指の満足作を決して見逃すなかれ!!
∇ゲーム情報・クリアまでの目安
- プレイ環境:【PS4】
- プレイ時間:【クリアまで80時間オーバー】
- 公式サイト:【ペルソナ5】
最後まで魅せてくれる長大で濃密なストーリー
序盤の導入部分からプレイヤーの心をグッと掴み…
そのままクリアまでの80時間オーバーを引きずり回す!
普通のゲームならば80時間もプレイしてたら流石に中弛みを感じたり飽きちゃったりするもんですが、本作「ペルソナ5」には【中弛み】や【飽き】なんていうワードとは一切無縁。
最後の最後までプレイヤーを夢中にさせてくれる事間違いなし!
プレイしていて終わりが来るのが残念に感じるRPGは本当に久々でした。
本来ならクリア後すぐさまレビューを書く所なのですが、そのまま二周目に突入…
結局、発売から一か月近くも経ってからの投稿となってしまいました…(申し訳ない)
まぁ、それほどまでに夢中になってしまったという訳ですよ(ニッコリ)
前作に比べると導入部分などが暗め
前作「ペルソナ4」と比べると、主人公の境遇や物語はかなり重め。
特に導入部分は発売まであえて伏せられていた、とある設定もあって、「これ…めちゃくちゃ攻めた設定やん…大丈夫か!?」と感じさせる程に暗めです。
しかし、そこはやっぱり「ペルソナ」シリーズ!物語や主人公の境遇が重かろうとも、そこには余りある程のバラエティー性もバッチリと共存しているのでご安心を!
マイナスからの出発点…
今になって思うとしてやられた感が半端ないです。(お見事!)
進化したコミュ『コープ』で私生活と怪盗団の二重生活を謳歌せよ!
主人公を取り巻くキャラクターたちとのコミュニケーションから生まれる心の力。
『3』以降の「ペルソナ」シリーズと言えば、仲間やNPCキャラクターとのコミュパートですよね!
本作では更に進化したコミュ『コープ』システムを導入した事により、【私生活】と【怪盗団】との結びつきがより強くなっています。キャラクターたちとの親睦を深めるごとにゲームを進める上で有利なアイテムやシステムがアンロックされていく感じ…すごく良かったです。
表現的な意味でもCO-OP(協力)の名に相応しいグッドな新システムでした。
主人公と接したキャラクターたちは、しっかりとアナタ(主人公)の事を見ています。与えるだけ与えられるだけでなくお互いに影響し合う存在でこそ真の仲間…真の絆ですよね…。
年上のお姉さんキャラクターが愛らしい
そんな「コープ」を彩る美しい女性陣たち…
「ペルソナ」シリーズと言えば麗しき女性たちと仲良くなってキャッキャウフフするのも醍醐味の一つ。(勿論、同級生やダンディーなお兄さんたちとキャッキャウフフしてもいいですけどね~)
魅力的なキャラクターたちが数多く登場する「ペルソナ」シリーズではありますが、本作はシリーズを通して見てもサブキャラクターたちの魅力が半端なかったです。男女問わず良キャラクター揃いでしたが、筆者は診療所のお姉さん武見妙先生にメロメロでした~♪
トゲトゲしい発言の裏に感じられる優しさと信念を貫く心の強さ…
こんなお姉さんがいる診療所なら毎日通いたくなっちゃうよね(*´Д`)
ギミック満載のダンジョン攻略が楽しい!
主人公たちが怪盗ならば色んな罠が待ち受ける場所に潜入するのは当然の話。
道なき道を飛び越えたり、時には屋根の上に登ったり…
敵に見つからない様に息を潜めて進んだり…
「これぞ怪盗!」といったギミック満載のダンジョンがプレイヤーを待ち構えています。メインダンジョンを自動生成でなく固定ダンジョンにしたのは英断でした。
「3」は楽しかったけどタルタロスはちょっと退屈に感じてしまったプレイヤーも安心してくださいな☆
自動生成ダンジョン成分は『メメントス』で
「俺は自動生成ダンジョンも好きだったぞ!」という意見を持つ君もご安心を!
自動生成ダンジョン成分は『メメントス』と呼ばれるフリーダンジョンで補給可能です。
キャラクターの成長やペルソナの収集に役立つだけでなく、大衆の憎悪が渦巻く『メメントス』にはフリークエストが盛り沢山。モルガナバスに乗り込んで今日もせっせと人助けと洒落込もうぜ!
コミュパートが苦手な君にもオススメです!
物語の素晴らしさやゲーム性の高さを中心にご紹介しましたが、マップ間のショートカットやイベント導入までのスムーズな進行、その他細々としたインターフェースに至るまで、全てが限りなく完璧に近い完成度の高さです。
長大な作品でありながら、プレイヤーのストレスになるような部分や作業的な部分は限界まで削ぎ落していて、その行き届いた配慮の高さには感動すら覚える程でした。
「ペルソナ4G」の時点で感じていた事ではありますが、過度なコミュパートがユーザーの負担になる事を作り手はしっかり把握しています。「3」や「4」のコミュパートで疲れを感じてしまった君でも本作ならばきっと楽しめるはずなので安心してくれて大丈夫なハズです。
「これぞ、日本のRPGだ!」と世界に胸を張って誇れる一本…
「ペルソナ5」は間違いなく本物のJRPGです。
追伸:お洒落ゲーの限界を攻めながらも、決して独りよがりになっていない絶妙なバランス感覚も必見です。
コメント