バットマンアーカムシリーズの最新作『バットマン:アーカムナイト』をクリアしました。
プラットフォームを次世代機に移し、海外での評価も非常に高かった本作。
正直、期待値はかなり高めでしたがキッチリとその期待に応えてくれました!
最大のポイントはストーリーの面白さとジョーカー&バットマンに対する作り手の愛です。
これはバットマンファン以外も遊ぶべき傑作です!
世界観・ストーリーについて
前作『アーカム・ビギンズ』は過去話でしたが、本作は『アーカム・シティ』の完全続編となります。ジョーカーなきゴッサムを舞台に、ヴィラン達がバットマンに最終戦争を仕掛ける!
『アーカム・アサイラム』時代の小物感溢れるスケアクロウは本作にはいません。
奴らは完全にバットマンを倒しにきているぞ!登場するヴィランやヒーローもかなり多いです。
アーカイブスは従来通り豊富で贅沢なつくりになっているので、シリーズ初体験やバットマン初心者にも安心の親切設計だ。
ジョーカー不在だから成し得たシナリオ
シリーズ2作目である『バットマン;アーカム・シティ』にて、最大の敵であるジョーカーを死なせてしまったのはシリーズを重ねていく上で足枷になりうるファクターだと思っていました。
しかし、本作はジョーカー不在だからこそ成し得たシナリオです。
物理的に出演させる事ができないジョーカーをあんな形で出演させるとはね…。
やっぱりジョーカーは特別な存在ですな~。
謎の新キャラ”アーカムナイト”に関してもいいスパイスだったと思います。私は途中でその正体に気づいてしまいましたが、それでもワクワクする展開だったのでファンは期待するべし!
DLCについて
一部DLCは有料ですが、バットガールを主人公に描いた『家族の問題』は無料でダウンロード可能です。一時間ぐらいで終わるショートストーリーですが、本編に関わってくる重要なキャラクターなので押さえておいて損はないはず。
ガチムチのおっさんばっかり操作していると息抜きしたくもなるのだよ…。
システム・やりこみについて
アーカムシリーズをひとつでも体験した事がある人ならすんなりと受け入れられるシステムの数々です。オープンワールドに広がるゴッサムを舞台にバットマンが空を舞い!バットモービルで爆走する!
滑空・ワイヤーアクション・流麗なコンバット・ステルスアクション、今までのシリーズで積み重ねてきたノウハウをフル活用しているだけあって完成度は凄まじい。バットモービルの乗り降りもスムーズでストレスフリーでした。(バットモービル系のチャレンジは別)
毎度おなじみリドラーに頭を悩ます…。
シリーズ恒例のリドラーによるリドルの数々。毎回、頭を捻ってチャレンジしていますが、今回はなんと243個ものリドルが存在します。(ちょっと多すぎんよw)
更にキャッウーマンを交えた共同サイドミッションがあるのでリドラー系のチャレンジは本当に大変でした。本作をプレイするとリドラーへのヘイト値はMAX不可避です。
それでこそリドラーって気にさせるから何とも歯痒い!
バットモービルが最大の足枷
「ゴッサムの街をバットモービルで爆走!」
本作最大のセールスポイントと言える要素で、確かにゴッサムをモービルで爆走するのは楽しい。しかし、モービルを使ったギミックやチャレンジが多すぎる上に、メインストーリーでも過剰に強要してくるのが気になりました。
最初は新鮮で面白くても、雑魚ドローンを延々と倒すチャレンジや意地悪な障害物競走はすぐに飽きてしまいます。本作の欠点をひとつ挙げるとするならば、退屈なバットモービルチャレンジに尽きます。
真エンディングを見るために
メインストーリーは「スケアクロウ」と「アーカムナイト」がメインヴィランである『恐怖の街』なのですが、それだけではエンディングを迎える事はできません。サイドミッションを最低7つこなす事でエンディング『ナイトフォール』を実行する事が可能になります。
更に、全てのサイドミッションをこなす事で真のエンディングを向かえる事ができるのですが…。
ここでリドラーのリドルが高いハードルとして立ちはだかるって訳です。マジで辛いよ…。
バットマンに対する愛しかなかった!
バットマンの世界を素晴らしいクオリティで再現してくれた事にまず感謝!そして自分の好きを全力で再現できる幸せ者達に嫉妬。生誕75周年を超える長寿作品をゲーム化するという重圧は凄まじいものでしょうねぇ…。
「これは最高のキャラゲーだ。しかし、楽しむ為にファンである必要はない!」
ゲーマーを自負するなら今すぐ飛び込むべき作品。
遊びやすいのでオープンワールド初心者にもオススメです!
関連リンク:【バットマン:アーカム・ナイト 公式サイト】
きゃすとの評価:【
Amazon:バットマン:アーカム・ナイト
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