【ブラッドボーン評価/レビュー・デモンズやダークソウルとの比較】親切丁寧に作られた神ゲー未満、良ゲー以上の作品

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名作『Demon‘s Souls/デモンズソウルズ』を生んだSCE JAPANスタジオ×フロム・ソフトウェアが再びタッグを組んだPS4専用タイトル『Bloodborne/ブラッドボーン』をクリアしました。

未プレイの方は、やはり『デモンズソウルズ』・『ダークソウル1・2』との比較が気になるところだと思うので、そこを中心にレビューしていきます。

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ビジュアル・世界観について

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PS4専用タイトルという事もあってグラフィック面での不満はほとんどありません!逆にグロが高精細過ぎて気持ち悪く感じる人もいるレベルだと思います。

服や背景の質感なども流石は次世代機と呼べる完成度でした。

デモンズ・ダクソよりもグロくてディープ

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世界観は『デモンズソウルズ』や『ダークソウル』シリーズをよりディープにした感じで、ドラゴンや巨人などの日本人でも慣れ親しみのあるファンタジーというよりはクトゥルー神話SF作品を強く意識した混沌感の高い代物に仕上がっています。

好みが分かれる作風だとは思いますが、個人的にはシリーズで一番グッときました。

今までで一番親切丁寧なシステム構築

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消耗品・装備品・レベルアップ・武器強化など、全ての要素にすぐ手が届く親切設計!所持限界数を越えると入手したアイテムが倉庫に自動的に送られる事に感動すら感じました。(これは人によっては世界観が安っぽくなるって意見があるかもしれませんね…。)

盾の代わりは銃!今までで一番パリィしやすい!

盾の代わりに銃を装備するのがスタンダードになった為、今までの重装で盾受けしていくスタイルが通用しなくなっています。あと、敵の配置量も気持ち多くなっているので、同時に複数を相手にする場面が多いのも特徴の一つです。

乱戦に発展しやすく、守備的な行動が不利に陥りやすい分、回避とカウンターがより輝くシステムになっています。囲まれても回避とカウンターを駆使して立ち回る様はコンセプトである”死闘感”そのものです。

また、大振りな攻撃をする敵が増えた為、パリィ攻撃(内臓攻撃)はシリーズで一番やりやすかったですね。

リゲインというドレイン攻撃のリスク

本作には”リゲイン”といういわゆるドレイン攻撃が標準装備になっています。敵からダメージを受けた直後ならば敵からその体力を返り血として取り返すことができるシステムなのですが、これがうまく駆け引きにつながっています。

”リゲイン”の存在が「アイテムの消費は最小限に抑えたい」・「長期戦になるのは危険だ!」など攻撃的で貪欲な考えを抱かせ、常にリスク管理をプレイヤーに迫ってきます。ここはとても緊張感があって良い部分だと感じました。

長いロードと繋がり難い共闘プレイ

ゲームの性質上、自然とトライ&エラーの連続になります。その度にあの長いロード画面を眺める事に苦痛を感じる人も多いでしょうね。(※ここは是非とも改善して欲しいポイントです。)

オンラインマッチングも相変わらず難有りです。一周目はソロプレイだったので問題ありませんでしたが、2周目や聖杯ダンジョンでいざ共闘しようにも中々マッチングしてくれず、結局ソロプレイで遊んでしまいます…。

共闘や進入もこのゲームの魅力の一つなのでココも要改善ですね!
何故か「メンシスの悪夢」では大量に進入されました!(チクショウ!)

「聖杯ダンジョン」への過度な期待は禁物

自動生成ダンジョンという事でプレイするまではかなり期待値が高かったのですが、実際にプレイしてみると作業的な部分が多い印象です。確かに自動生成なんでしょうけど、コピペ感が非常に強いので、同じダンジョンを周回している感覚になってしまいます。

面白くない訳ではありませんが、過度な期待は禁物です!

人形ちゃんがかわいい

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アップでみるときちんと人形である事を認識できる質感にこだわりを感じる…。
目の下のひび割れとか芸細

また、目の前でジェスチャーをするとリアクションをとってくれるので、気になる人はやってみてください。
「人形」は「火守女」に並ぶ萌えキャラだと思いますよ。こういうキャラを作るのが本当にうまい。

種類は少ないがこだわりを感じる武器の数々

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「ダークソウル」に比べると確かに種類は少ないですが、その分ギミックやモーションへのこだわりを物凄く感じました!特殊なギミックや可変ON/OFFで大きく変化するアクションのおかげでバリエーションは逆に多く感じるほどです。

世間的にはクソ武器認定らしいですが、私のお気に入りは「仕込み杖」
蛇腹剣はロマンだろ!!

初回限定版のアートブックも良い感じ!

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表紙もザラザラした特殊な加工がされていて高級感もあり、オールカラー43ページでボリュームもそこそこ。世界観に奥行きがあり、魅力的なキャラクターも多い為、アートブックは純粋にうれしいです。設定資料集は出てほしいなぁ~

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結局、買いなのか!?

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『デモンズソウルズ』や『ダークソウル』を超えるか否かは好みによって異なると思いますが、体験すべき傑作である事は間違いないです。PS4本体を持っているならば迷わずオススメ!お財布に余裕があるのなら本体ごともやぶさかではないレベルだと思います。

私が優劣をつけるなら、デモンズブラッドボーンダークソウルダークソウル2ってところですね。(デモンズはこのシリーズ初でバイアスがかかっている部分が少なからずあると思いますが、ダクソを超えたのは似て非なる作品だったところが大きいです。)

また、シリーズ未体験の人はちょっと敷居の高いタイトルだとは思いますが、チャレンジしてみる価値は十分にあります。変な柵がないので純粋に楽しめるはず!?

これは闇に染まるっきゃないぜ…。

Amazon:Bloodborne
きゃすとの評価: 関連記事:ブラッドボーン攻略一覧

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