ダウンロード専用タイトルながら16万DL以上もの偉業を達成した「ガンヴォルト」シリーズ第二弾『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト爪(そう)』を真エンディングまでクリアしました。
蒼龍の顎門か銀虎の絶爪か…
交差する二人の主人公の運命や如何に!?
※管理人は1+2同梱の『ストライカーパック』を購入しましたが、本記事では「爪」についてのみレビューしています。1作目のレビューについてはコチラをどうぞ。
∇ゲーム情報
- プレイ環境:【ニンテンドー3DS】
- ジャンル :【ライトノベル2Dアクション】
- プレイ時間:【真エンドまで8時間前後・やり込み+α】
- 公式サイト:【蒼き雷霆ガンヴォルト 公式HP】
ダブル主人公で紡がれし「ガンヴォルト」シリーズ第二弾
「ライトノベル2Dアクション」という新ジャンルを開拓した前作から約2年ぶりの完全新作。
前作主人公GV(ガンヴォルト)に加え、非能力の少年アキュラを迎えた二人の主人公によって物語は進行していきます。どちらを選んでも、話の大筋自体は一緒ですが、ステージの構成やボスとの掛け合いにはきちんと変化があるので両主人公とも飽きることなく最後まで遊ぶことができる設計になってます。(真エンドへと辿りつくには両ストーリーをクリアする必要あり。)
しかし、主人公が増えた弊害からか、ストーリーの密度自体は若干下がったという印象を受けました。真エンディングまでの条件が前作よりも格段に簡単になっているのが理由の一つかもしれませんが、それでも少し呆気なく終わり過ぎた感じがします。難易度が簡単になり過ぎてるのかも…(ほとんど死ぬことなくクリアできたので恐らくそれ)
ただ、スコアアタックやスペシャルミッションなど、本筋以外のやり込みは健在なのでボリュームに関しては及第点と言った所です。(それらをやらない人からするとやや物足りないかも?)
まぁ、シリーズ二作目にありがちな構成と言った感じですね~
恐らくまた続編が出ると思うので、ストーリーはそちらに期待…(アニメもあるしね)
ガンヴォルトとアキュラ 性能の大きく違うダブル主人公
避雷針からの広範囲放電を駆使するガンヴォルトと高機動ダッシュからのホーミングレーザーのアキュラ。ここでは性能が大きく違う二人の主人公について簡単に解説したいと思います。
避雷針と放電を駆使して戦うベーシック性能「ガンヴォルト」
相手に避雷針(Yボタン)を打ち込み(ターゲット)、放電(Rボタン)する事によって広範囲の敵を一気に屠れるのがガンヴォルト最大の特徴。
複数の敵を一気にターゲットする事でクードス(ポイント)を大量に入手したり、円滑な攻略を可能にしたりとベーシックながらにプレイヤーの腕がものを言う性能のキャラクターに仕上がっています。通常時の機動力は数段アキュラに劣りますが、覚醒時の無双感は中々のもの。更に避雷針(ダート)の種類やスキル構成などのカスタマイズはガンヴォルトの方が豊富です。
高機動アクションとホーミングレーザー初心者向き「アキュラ」
非能力者でありながらも、自らの科学力でスペックを底上げする超天才。
ヒット判定のある高速移動(Lボタン)により陸空を完全掌握。体当たりすればそのままターゲットされるので、ホーミング性能がヤバ過ぎるショット(Yボタン)を押すだけで相手が溶けるという親切設計。更に高速移動はレバーを入れる事により斜めの挙動や空中での発動も可能…というヤバめの性能。
倒した敵の特殊能力を使えるというロックマン的な能力も持っているのですが、体当たりからのホーミングレーザーが強すぎて正直使いどころが見当たらないレベル。更に、更に、最初から全体攻撃&フル回復のスキルも持っている…マジでチート性能な仕上がりとなっています。
ゲージ管理もガンヴォルトより簡単なのでかなり初心者救済的なキャラクターという印象です。
個人的には良い感じにメリハリがついたキャラクターで触っていて楽しかったですが、人によってはぬる過ぎたり単調という印象を受けるキャラクターかもしれません。(一般人が能力者に対抗する為にはこれぐらいチートじゃないと無理なのよw)
ダブル歌姫でボーカル曲も二倍二倍!
ガンヴォルトシリーズと言えば歌姫による素敵ボーカル曲の数々。
本作はシアンに加えてバトルポッドRoRoちゃんも華麗に参戦。ダブル主人公ならば、歌姫もダブル!!そして、新規楽曲も大盤振る舞いなのだ!!(何がユーザーに受けたのかをきちんと把握してやがる。分かっているな…インティクリエイツ…。)
『ソングオブディーヴァ』に関しては前作同様ランダム発動です。(出撃前の会話は重要☆)
初心者にも安心のクードスシステム選択
そんな歌姫たちの歌声を聴く為にはステージ上でクードス(ポイント)を1000以上に維持する事が必須条件。アクションが少し苦手なユーザーにとっては、このクードス維持が鬼門だったのだけれども…本作ではクードスの維持システムをステージ選択画面で選べちゃうのだ!
これのおかげで誰でも歌姫の歌声を満喫できちゃうッて訳!!
選べるクードスシステムは以下の通り~
- アパシー:接触しても0にならない代わりにスコア清算率が低い
- ティミッド:3回までなら接触しても0にならない
- レックレス:1度の被弾で0になる。その代わりスコア清算率が高い
シリーズ初体験ならばストライカーパックが断然オススメ
レビューは「爪(そう)」のみでしたが、今から『ガンヴォルト』シリーズに触れるのであれば、2作品が同時収録された『ストライカーパック』が断然オススメです。
1に比べるとパワーダウンした感じは否めませんでしたが、価格相応の満足感はきちんとあります。アニメ化や更なる続編など様々な展開にも期待できる作品だと思うので、これからの動向も要チェックです。(まぁ、とりあえずはボーカルCD第二弾の発売だな…ワクワク)
きゃすとの評価:
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