少年エース中の漫画「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」の第一巻が発売されました。
コミックスが発売された暁には、この滾るパッションを記事にしようと前々から考えていたのですが、そのパッションがあまりにも強すぎて・・・結局発売から少し日にちが経ってしまったという・・・(白目)。
既に読了したという人も多いとは思いますが、本作の魅力を筆者なりの観点でお届け。これが「すべそれ」をオススメする5の理由だ!
すべての人類を破壊する。それらは再生できない。
「すべそれ」は月刊少年エース本誌にて連載中。角川の無料漫画総合サイト「ComicWalker(コミックウォーカー)」でも一部エピソードを読むことができるので要チェキ。
90年代を生きた全てのオタクに響く台詞の数々
「すべそれ」は90年代を生きたオタクに響くワードが盛沢山。というか響くワードしかないッ。
チャリで爆走しながらの「ゲキテイ」、夕方の「YAT安心!宇宙旅行」、「ゼノギアス」「ダルブルキャスト」etc、分かる人的には響かざるを得ないワードの波状攻撃なのである。
当時MTGをプレイしていた人は勿論、カードゲームはやってないけどオタクではあった・・・という人にも強くお勧めしたい作品なのです。
カードゲーム×ラブコメという究極のファンタジー
ラブコメというのは非常に懐の広いジャンルと筆者は認識しており、実際、過去を振り返ってみても様々な異色ラブコメが世の中には存在しているが、【カードゲーム×ラブコメ】というのは極めてレア。
カードゲーム漫画の中に恋愛要素が存在する作品はあるが、主題がラブコメであり演出がカードゲームというのはやはり異色です。
カードゲーム漫画⇒命を懸ける⇒その結果に世界の行く末がかかっている・・・というファンタジー展開になりがちですが、そんなどの作品よりも本作はファンタジーであると私は思う。
・・・何故なら、カードゲームは恋愛とは程遠い。世界を賭けた戦いよりも・・・この二つが交差する事は幻想(ファンタジー)なのだ。
物語の本質は青春!ハイスコアガールと重なる面白さのベクトル
作品を賛美する時に別の作品の名を挙げるのはナンセンスかもしれない。しかし、今回に限っては挙げずにはいられないッ!
「ハイスコアガール」が好きな人はとにかく読もう!きっとハマるから!
「でもMTG(カードゲーム)良く知らないしなぁ・・・」。ノンノンノン!!
「ハイスコアガール」だって当時のゲーセンを知らなくたって楽しめるし、「ヒカルの碁」だって囲碁を知らなくたって面白いでしょ?
優れた物語はそのテーマを深く知らなくたって楽しめるようになっているのです・・・(勿論例外はあります)。
高まる共感!はじめ君、私は君をリスペクトする
ここからはMTGに精通している人向けへのプレゼン!
「拙者、黒大好き!《憎悪》大好き侍!」
流石に自称「♰クラウド♰」(ソルジャークラス1st)程のレベルではありませんでしたが、ほどほどに厨二病も拗らせていました(この当時、厨二病という言葉は無い)。
黒好き、厨二病、好きなゲーム・アニメ・漫画のラインが近いッ・・・これだけの共通項があれば、もう言葉はいりません。
はじめ君、私は君を最大限リスペクトするよ!
彗美ちゃんがスゲェ可愛い(直球)
成績優秀・容姿端麗・隠れオタク・MTGが超強い!
カードゲーム×ラブコメは幻想だと冒頭で書きましたが、むしろ彗美の存在が”幻想”と言っても良い。
こんな女の子いる訳ねぇ・・・よ(うらやましいぞコンチクショー)!
ヒロインが可愛いというのはそれだけでステータス・・・横田さんが描く女の子は可愛い(直球)。
・・・あぁ、俺も彗美ちゃんみたいな女の子とトレードしたったぜ・・・(《憎悪》⇔《大変動》《裏切者の都》って今なら絶対釣り合わないけどw)。
MTG要素抜きにしても面白い漫画です!
カードゲーム漫画は、カードが本体で漫画がオマケ等と心ない評価を受ける事も多いが、本作に限ってはそんなことは全くない。
mtgを愛する人もそうでない人も・・・全ての90年代・漫画ファンに贈る作品であると自信をもってお勧めします。
とりあえず無料で読める1,2話を読んでみよう!
外部サイト:「ComicWalker(コミックウォーカー)」
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横田 卓馬
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コメント
この作品の濃すぎるわけでもなく薄いわけでもないなんか緩い青春って感じの雰囲気が好きです
とても分かります(*’ω’*)
90年代、夕日、自転車・・・三種の神器